劇場版 仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼

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以下、映画本編にかんする重要なネタバレがありますので気をつけてください。

  • まぁまぁ面白かった。シナリオの強引さも「鬼は人助けが信条」と言う仮面ライダー響鬼上の設定で説明がつくし、カブキが敵の遣いっぱしりになったとかの理由は大分貧弱だったように思う(子供に優しかったことをフォローするかのように「大人の人間は嫌い云々」とわざわざ注釈をいれるのもアレ)けれど、時代とか舞台を考えたらウチ・ソト問題ってのは現代のそれよりはるかに大きいだろうとか脳内補完。あと現在でも「鬼」を大っぴらにしない≒できない、けれど各地に協力者がいる→猛の努力は本当に少しずつだけど確実に実を結んできたんだなぁとか想像してジーンとしてしまった。
  • 明日夢きゅんが響鬼さんを恨む理由がわかんない。確かにその場で現れたのが響鬼さんだったかも知んないけど特に誤解を与えるような現場を見られたワケでもないし、あと猛兄さんが響鬼さんを慕ってたりその弟子になってた事ぐらい知っていなかったってのも不思議な話だな。まぁその辺の事実関係も踏まえた上で「殺した」と言う認識なのかな。
  • 響鬼マイティーフォーム!!!!が格好よかったのは良いんだけど、これまた前回同様ボス戦での一瞬だけの登場だったのでなんだかなー。まぁ本編でのお楽しみって事なんだろうけども。
  • 無粋だけど時代考証が良い感じにいい加減だった。そりゃおめー、竹やりにクワ持って村民がワーワー言ってる中でマシンガン型音撃武器ぶっ放す威吹鬼さんとかマジ違和感。だがそれがいい。あとまず間違いなく意図的にダイエットとかモットーなどの「間違った言葉」を使ってたのも親しみやすくてよかった。やっぱりベースは仮面ライダーなんだから子供の観客を無視しちゃいかんと言うあたりは弁えてる?よな。うん、正しい。
  • 塚地?と思ったらホントに塚地だった。でも相方の鈴木は出てこなくてんー?あと小泉(息子)とかがゲスト出演してたんだけど・・・前のライダーからは誰一人出てNEEEEEEEEEEE!うがー!最初に歌舞鬼が戦ってる村で虎太郎が出てきたような気がするんだけど多分違うひとだろうな。スナック「アミーゴ」的存在である甘味処「たちばな」があるんだから、前作で橘役をやってた天野さんぐらい出てきてもよかったのにな(←無理矢理)。
  • 帰ってきて調べてから知ったんだけど、立花のおやっさんの役名が「立花籐兵衛」だった。まんまやね。
  • 現在テレビ本編に出てきてる3人のメイン鬼を含めて計8人の鬼が出てきて、そのどれもが違うタイプの音撃武器(楽器をモチーフにした武器)を持ってるんだけど、絶対ラストの大ボスにはアンサンブルでとどめを刺すと予想してたのに違った。一応みんなの力で一匹の敵を倒すシーンはあったんだけど別に合奏と言うわけじゃなくて、各人が順繰りに攻撃→ドカーンでおしまいとか楽器を武器にしてる意味ネェー!テレビ本編のラストではやってくれんのかなぁ。